闇。
若手じゃない俳優との小噺。
その昔、とある俳優のファンをしていました。
というか今も彼が本命でうちの子は愛人という事にしています。私の中で。
2年に一回くらいしか接触系がないので画面上で生存確認しているだけですが。
そりゃあもう、どこにいても全く驚かれず、「またいるの?」と言われるくらいの行動力で日本全国津々浦々飛び回っておりました。
とっても敷居が低いひとだったので、色々伝説を作っていただきました。身内に「それ妄想じゃないよね?」と言われたことも少なくない。書けないことだらけ。
すごく応援してたし(一応今もしてる)、そんなファンほかにはいないからか、とても仲良くなれました。テンションが同じだったということもある。
書けることだと、熱が少しある状態で接触イベントに行ったら「顔色悪いよ?」と言われ、熱があると告げたら「何度?」と言って額に手を当てて覗きこんで来て、私の次に並んでた子が息飲んだ、なんてこともありました。(熱があるのにイベント行くなよという罵りは甘んじて受け止めます)
本当の熱のせいであんまりはっきり記憶がないのが残念。
ある意味ファンとしては極めているので、2年に一回しか会えなくてもまぁ平気です。画面に映ってるのはごくたまに見られるし。そもそも己の演技力を棚に上げて舞台を拒否るから売れてないんですが。
恐らく役者をやめることはないので(とても頭がいいので計算して事務所を利用してる)、現在もぬるく見守っています。今のところ1年半くらい会ってない。
で、彼は既婚者なのです。しかしまぁ結婚した時は全然ショックじゃなかった。何故か。聞いたとき大笑いした。ちなみに嫁はマウンティングするから嫌い。でも別にショックではない。
すごく好きだし、イベントあったら這ってでも行くし、数少ない舞台も毎日行ったし、それこそ大嫌いな飛行機乗っても遠征する。
だからこそ、ショックじゃないことにびっくりもしました。ファンやめた子もいっぱいいたしね。
で、ちょっとうちの子がカノバレしたら、とか結婚したら、とか想像してみた。
・・・3秒で無理だった。
いや、夢見てるわけじゃないんで、恐らくひとり暮らしじゃないだろうとか、彼女いるだろうとは思ってます。マジで。でもやっぱり直視したくないなって思いました。
これもある意味りあこなのかなー。でも別に友達にもなりたくないし、付き合いたくもない。一回くらい飲みに行けるならいきたいけど。
なんだか難しい感情です。
距離感は遠いから身近な人とか思ってないし、彼がどこにどんな風に住んでいるのかも知らない。興味もない。板の上(もしくは画面の中)で見られたら十分、と本気で思ってるのに。
なんだろう、これは。
不思議な感覚だなぁ、と思いました。
でもこの距離感の方が闇。
わたしはどこを目指しているんだろう。