Panorama mirror tour

若手俳優ヲタクです。

舞台化の乱立とリピーター。

ある意味極論なのでご不快に思われる方がいらっしゃいましたらごめんなさい。先に言っておくと、2.5でお金儲けしようというのを推奨してるわけではないです。はい。

昨今2.5次元もアニメも乱立して需要と供給があっていないと言われております。供給過多。現代日本の問題はどこに行っても同じですね。
16冬のアニメなんて絵を描く人がいなくて放送が飛ぶ、なんで今までありえなかったことが頻発してます。前の話を再放送って。エンドレス8か。

同じように2.5の舞台も乱立してるように感じます。ド新規のわたしがそう思うくらいだから昔から若手俳優のファンをしている方は痛感していらっしゃるのではないかと思います。数があまりの多いので、ガラッガラになってる作品も多いです。それでも舞台化が止まらないってことはそこそこ半分も客が入れば黒字なんだろうか。

先日友人がめちゃくちゃチケットが売れてない公演を見に行ってました。結果、すごい良かったそうです。千秋楽のライビュを見てしまうくらいには(それなら余ってるし会場行けば、とは思ったけど)。
ただ、良い作品だから客入りがいいとは限らない。逆も然り。

やっぱり、原作人気とキャスト人気と環境と売り方が合致して、初めてチケットは売れるんだなぁ、と痛感しました。他人事ながら。
残念ながら、その作品は原作があまり知名度がなかった。キャストもすごくお客さんをひっぱってこれる人がいなかった。実力がある人も頑張ってる人も沢山いたけど、盲信的なファンがいる人がいなかった。演出的にかなり大きめの箱でしかできなかった。
そんないろんな要素が絡み合って後ろがガラガラ、という状況だったと思います。
主演の子も友人の推しもすごくよかったみたいで、やり方さえ間違えなければもっと良いものができたのでは?と考えてしまいました。

なんでかって、うちの子の次の舞台、めっちゃ売れてない。その次の舞台も多分売れてない。
前の方のチケットが定価で手に入るのはラッキーな反面、後ろガラガラなのやだなぁ、うちの子メンタル弱いのに、と今から胃が痛いです。メインキャストじゃないけども。

若手俳優界には間々あることですね。
もちろんアフタートークもあります。でも売れてない。
しかもクソみたいなリピーター特典つけてきてて、制作の人の脳みそあけて見てみたいと思う始末。リピーター特典自体の是非この場では置いておいてください。
正直、繰り返し観に来るのは原作ファンではない。結局役者のファンしか5回も10回も観に行くわけがない。
そのリピーター特典が、サインも写真もハイタッチもお渡しもなくて誰がチケットを積むのか、と。どうしてその特典でチケットが捌けると思ったのかと。膝を突き合わせて問いただしたい。
そもそも売るつもりのブロマイドやらなんやらにサインでも書かせて特典にした方が食いつきがいい。お金かけないで人集める方法なんてなんぼでもある。正直役者にチェキやら握手の1つもしてもらえばおたくはホイホイ買い増します。
「役者人気でチケット売りたくない」とか高尚←なこと言う人は若手俳優界には手を出さない方がいい、と思います。言われたわけじゃないけど。

役者に客寄せパンダみたいなことをやらせるなんて、というご意見もあると思います。
でも後出しで金額下げたりすると叩かれるし、ご招待は制作にはプラスにはならない。チケットを売るためにはなにが必要なのか。キャスティングとかもうどうにもならないこと以外でできることは沢山ある。
制作サイドがそれを頑張ってやれば、役者もガラガラで寂しい後方席を見なくて済む。ニコ生やらアベマやら、いろんな方法が今の時代は出来るはず。それもせずに、変な情報統制だけしてチケットは売れ残ってる。

…ホント、ばかなの?としか思えない。
役者もスタッフも、思うところもあるだろうし、芸術家気質も必要だけど、その前に仕事だということを理解しているのか。
利益の出ない取引とか仕事として意味わからないし、コストは抑えるべきだし売り上げを上げるために出来ることは禿げるくらい考えるべきだ、とおもいます。
というかフツーのサラリーマンはみんなそう考えて仕事してる。制作スタッフは会社員じゃないの?と本当に純粋に不思議に思いました。
結果、チケットが売れれば完売御礼!って話題にもなるし制作サイドも儲かる。役者もファンが増えるだろうしやりがいもある。そのために集客を頑張るのは悪いことではない、とわたしは思います。賛否あるかもしれませんが。

もし仮に誰かのわがままや強権で出来ないんだったらごめんなさい、とは思いますけども。
それくらいリピーター特典が意味がわからなかったんだ!!

次の次の作品は今以上に売れてない。
今から寒々しい劇場を想像して涙が出ます。それでも通うであろう自分もなんかどうかとは思います。

仕事としてやるなら、ギリギリのところじゃなくて上を目指して欲しい。それは役者もスタッフも同じ。

やっていることに納得が出来れば、わたしは湯水のようにチケット代を落とします。お金を儲けさせるわけじゃなく、うちの子を悲しませないために。